女性らしく男性らしくあることが生きるエネルギーになる。

吉田男性にも更年期があるという話を最近耳にしますが、それも女性と同じで、性ホルモンの減少が関係しているんですか。

田村更年期の女性にホルモンを補充すると、元気が出ます。

ホルモンは、いわば元気の素なんです。

これは、男性ホルモンも同じこと。

私のクリニックでは男性の更年期も扱っていますが、男性ホルモンが低下してくると、女性と同じような症状が出てくるんですね。

で、そうした症状がある男性に、ご本人の許可を得て男性ホルモンの注射をしてみたんです。

そうすると、とても元気になられます。

かすんでいた目がしっかり見えてきて、夜もよく眠れるようになって、疲れも早く取れる。

すごく喜んでくれました。

一般的な概念では、男性ホルモンには、攻撃的で闘争的にさせる作用があるということになっています。

私自身にもそういう印象があったものだから、治療に使ったらどうなるのかと、少し不安もあったんです。

家に帰って暴力的になられても困るなとか、女の人をあちこちでナンパしたりしないだろうかとか(笑)。

ところが,ぜんぜんそうじゃないんですね。

攻撃的どころか、ものすごくやさしくなった。

イライラしなくなって、奥さんに対しても子どもさんに対しても、いつもより機嫌がよくなったというんです。

本当にしあわせそうでした。

吉田女性ホルモンも男性ホルモンも、私たちにとって本当に大切な働きをしているんですね。

男も女も、子どもを作らない年齢になったら、もうホルモンなんかいらないんじゃないかって思うじゃないですか。

それって大きな間違いということですね。

田村性ホルモンって今でこそ認知されているけど、以前はなんとなく淫靡な感じがして「今さら色気を出してどうするんだ」みたいに思われていた面がありますよね。

でもそんなこと、とんでもない女性らしさ、男性らしさは、元気の素だし、やさしさの素でもあるんです。

吉田老人になっても女性らしかったり男性らしかったりすると、昔は嫌がられましたよね。

「色気ジジイ」とか「色気ババア」なんてひどい言い方をされて……。

昔はみんな早く死んでいたから、いつまでも女性性や男性性を保っていることに対してマイナスイメージがあったけれど、今は100歳まで生きる時代。

早々に枯れちゃつたらつまらないし、元気も出ない。

女性らしく、男性らしくあることは、生きていくうえでの大事なエネルギーになると思うんです。

田村女性としては、男の人にはいつまでもセクシュアリティーを失わないで欲しいですよね。

気も何もないじいさんばかりじゃうんざりだわ」って、うちの患者さんも言ってます(笑)。

吉田年をとってもワクワクドキドキすることはすごくいいことだと思います。

老人ホームで聞いたんですけど、かっこいいおじいちゃんが1人入ってくると、おばあちゃんたちがみんなきちんと身づくろいをするようになって、きれいになるんですって。

お化粧もはじめたりして。

そうすると気持ちのほうもシャンとしてきて、もの忘れをしなくなったり、身の回りを整理整頓したり。

でも、そのおじいちやんが亡くなったら、次の日からみんなまた気が抜けたようになっちやうらしいです。

田村性の問題で言えばいくつになっても枯れることはない。

やっぱりすてきな男性がいれば、いくつの女性でも「いいな」と思うし、男性でもそうです。

吉田人を元気にするエネルギーってありますよね。

異性を「いいな」って思うこともそうだし、アイメイクをして「きれいになった!」と思うこともそう。

小さなときめきや喜びが人生を輝かせてくれると思うんです。

田村本当にそうね。

吉田さんのアイメイクは、更年期からポスト更年期へ、そして老年期の重要な代替医療だと私は考えています。

がんばってください。